上原近代美術館は、大正製薬株式会社名誉会長 上原昭二氏が長年にわたって収集、愛蔵した美術品の寄贈のもと、氏の私財によって2000年春、伊豆・下田市に開館しました。
日本画の鑑賞と収集を好んだ両親の影響を受け、上原氏も若い頃から美術鑑賞を趣味とし、特に西洋近代美術の収集にあたりました。その作品の一点一点に上原氏独特の感性と深い愛情を感じることができます。個人のコレクションがもとであるため、多くが小品ではありますが、西洋近代美術の一側面を知ることのできる注目すべきコレクションとなっております。セザンヌ、ルノワール、マティス、ピカソなどの西洋近代絵画のほか、梅原龍三郎、安井曽太郎、須田国太郎、川合玉堂、伊東深水など日本の絵画、またマリーニ、マンズーなどの彫刻と多彩なコレクションのなかから、季節ごとにテーマを変えて展覧会を行なっております。
伊豆の山々に囲まれたこの小さな美術館で多くの皆様が安らぎのひとときをお過ごし頂ければ幸いです。
なお、当館では作品の公開・展示だけでなく、専門家を招いての講演会や講習会、学校と連携した教育普及活動など、幅広い文化活動を行なっております。当館が地域文化向上の場となることを願っております。

エントランス

館内には邸宅のような落ち着いた空間が広がります

展示室

exhibition-room 3部屋からなる展示室では、当館コレクションよりテーマを持った企画展をご覧いただけます

ラウンジ

lounge 窓外には四季折々の自然が広がります

公益財団法人上原美術館について

公益財団法人上原近代美術館は、2013(平成25)年4月1日、公益財団法人上原仏教美術振興財団を吸収合併し公益財団法人上原美術館に改称いたしました。
上原近代美術館と上原仏教美術館を運営する公益財団法人として、美術品の展示公開をはじめ美術品及び美術品資料の収集、保管、調査研究活動を通じて教育文化の発展に寄与してまいります。

1. 合併に係る事前開示書面 PDF
2. 合併契約書 PDF

 

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