くらべてたのしむ静物画

2017年4月9日(日)~7月17日(月・祝) 会期中無休

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画家たちが身近なものを描いた静物画。そこには巧みな描写や美しい色彩など、さまざまな魅力が秘められています。
ルノワールの“ 真珠色” とも言われる透明感のある油彩画と、須田の探求した深い明暗をたたえた
油彩画、一体どちらがより美しいのでしょう。
セザンヌの絵画は、ピカソやブラックといった抽象絵画の開拓者だけでなく、安井曽太郎ら日本の画家たちにも刺激を与えています。彼らの作品はセザンヌの絵画と、どのように違うのでしょうか。
こうした違いをぜひ作品をみくらべながら、お楽しみいただければ幸いです。

展覧会『マティスとルオー展』(パナソニック汐留ミュージアム)に収蔵品を出品します

東京のパナソニック汐留ミュージアムにて開催される展覧会『マティスとルオー展―手紙が明かす二人の秘密―』(2017年1月14日~3月26日)に当館収蔵品を出品します。

アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀にわたる二人のあいだに交わされた手紙のやりとりを手がかりに、日本初公開の多くの作品と貴重な資料を含む約140点を展示。互いに交わした言葉やエピソードを絵画作品とリンクさせることで、二人の厚き友情と芸術の軌跡を紹介する展覧会です。

―出品作品

アンリ・マティス≪赤い屋根のある風景≫、≪読書する女性≫

アンリ・マティス挿画本『シャルル・ドルレアン詩集』、『ポルトガルの尼僧の手紙』、『ピエール・ア・フ』

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展覧会『拝啓 ルノワール先生』(三菱一号館美術館)に収蔵品3点を出品中です(2017年1月9日まで)

東京の三菱一号館美術館にて開催されている展覧会『拝啓 ルノワール先生―梅原龍三郎に息づく師の教え』(2016年10月19日~2017年1月9日)に、当館の収蔵品を出品しております。梅原とルノワールの豊かな作品群から二人の関係を探るほか、梅原が蒐集したピカソ、ルソーらの作品を通じて東西の画家の交流が紹介されています。最新の研究にもとづく展示は、新たな梅原像を描き出しています。

―当館より出品中の作品

・ピエール=オーギュスト・ルノワール≪横になった婦人≫

・梅原龍三郎≪パリー女≫

・梅原龍三郎≪モレー風景≫

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冬の情景、そして春へ―モネから横山大観まで―

2016年11月30日(水)~2017年4月2日(日) *会期中無休

 

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木々は葉を落とし、雪が野山を覆う冬。モネ≪雪中の家とコルサース山≫に描かれた北欧の雪山は美しい輝きを放ち、横山大観≪雪後≫には冷たく張り詰めた静寂が広がります。
そして、冬の冷たい大地の下には、生命の芽吹く穏やかな春が少しずつ目覚めます。シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫に描かれた雪解けの川には、近付いてくる春の足音が聞こえてくるようです。
雪に閉ざされた冬から暖かい春へ。本展では、モネ、シスレー、安井曽太郎、岡鹿之助、横山大観、上村松園らが描いた冬から春の情景をご紹介します。